東京名所内吾妻橋真景

東京名所内吾妻橋真景

とうきょうめいしょのうちあづまばししんけい 明治21年(1888年) 小林幾英
 明治20年に開通した、吾妻橋を描いた作品。吾妻橋は隅田川初の鉄橋。練鉄製の本体を三連ピントラス形式で支える構造で、一方床面 は、馬車や人力車に対応して、木床であった。橋長148.8mと当時としては長大な橋梁で、またスタイルも新しかった為、市中の話題となり、開通 式も盛大だった。この橋は関東大震災(1923年)で崩壊し、その後現在の橋に架けかえられた。
 絵師は小林幾英(こばやし いくひで:生没年不詳)。飛幾亭などと号した。歌川芳幾の門人。明治20年代の、明治開化絵の最後の時代に活躍した。
前へ 閉じる 次へ